Parts Online メールマガジンです
ニュージーランド人のひとりごと。その3
暑くなってきましたね、皆さん楽しくバイクに乗っていますか?パーツオンライン担当のMです。
前回はニュージーランド人の私の友人ディーンさんが日本のバイク用ジャケット製造会社K社の本革ジャケットを探すため静岡県まで行ったお話をさせていただきました。
今日はその続き。
せっかく静岡県まで行ったので、静岡県磐田市にあるヤマハコミュニケーションプラザへ立ち寄ることになりました。
到着するや否やすでに興奮気味のディーンさん。だってインターネットでヤマハコミュニケーションプラザがどういう所なのかすでにチェック済みなのです。
「motogp, M1, M1」とつぶやきながら中へ。
中に入って最初に目に入るのがヤマハ(日本楽器)の美しいグランドピアノ。そしてレクサスLFAというスポーツカーです。
LFAを見て一言、「この車おれの家より高いんだろ、すごいー。生まれて初めて見た」そして写真をパチリ。
さらに奥へ行くと多くのバイクがテーマごとに並んでいます。ディーンさんが真っ先に行ったのはもちろんヤマハの歴代motogeバイクが展示してあるスペース。
「すごい。こんなに多くのmotogpバイクをいっぱい見れるなんてすごい、息子(5歳)にも見せてやりたい」とボルテージは絶好調。写真を撮りまくっていました。
このほかにも全日本ロードレースや過去のレースで使われた車両が多く並んでおり、そのすべてを食い入るように見ていました。あまりにも真剣なので邪魔するのは悪いと思い、一人にしてあげました。
そんな私はというと、、、やっぱり気になるmotogpマシン。私もディーンさん同様に歴代のレースバイクをじっくり見てきました。
その片隅にTZ250という以前市販されていた2ストロードレーサーバイクが展示してありました。
このTZ250。以前は世界中のサーキットで夢を追うライダー達に愛用されたレース界の”名車”です。
今は2ストが製造されなくなり一線を退いています。
私も若い頃はロードレースをやっていて「いつか乗りたいなー」と思っていた一台です。懐かしくTZ250を見ているとディーンさんがやってきました。
ディーンさんによるとニュージーランドでもTZ250はレーサーを目指す者にとっては憧れのバイクだったということです。
そんなディーンさんは続けて言います「この頃(1990年代)のバイクが一番カッコイイな。今のバイクはとてつもなく速くてすごいパフォーマンスを持ってるけど、見た目は昆虫みたいだし、、、この頃のバイクの造形美とかアナログ的なもののほうが俺はいいな」
確かに言われてみると今のスポーツバイクはエッジが効いたデザインと、多くの電子制御技術でバイク全体がコントロールされて物凄いモンスターバイクになってきています。そこへ比べると以前のバイクのほうが何かアナログで人間っぽい感性を感じられるような気がします。
メルマガを読んでいる皆さんは多種多様なバイクに乗られていると思います。でも、それぞれのライダーが自分の好きな1台に出会って、相棒として一緒に時間を過ごせる事ができればどんなバイクだって素晴らしいと思います。
ディーンさんを滞在していた都内のホテルに送ってお別れ。「次はいつ会えるかな?」と少しさみしくも笑顔でお別れしてきました。
彼は言います「日本人はもっともっと自信を持つべきだよ。こんなに素晴らしいものが創れて俺たちに色々なことを教えてくれるんだから」と、嬉しいですね。
先月末、身長190cmの大男はニュージーランドへ帰っていきました。
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